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高齢者が年中寒さを訴える理由とは

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[更新日]2023/09/26 202 -
介護スタッフ
介護スタッフ
秋冬だけでなく、真夏でも寒いと感じるのにはどんな理由があるのでしょうか?
高齢者に寒さを訴えられると、家族もどうしたらいいのかわからず、悩んでしまうこともよくあります。高齢者が寒さを感じやすい理由を3つ紹介していきます。
筋肉量や基礎代謝の低下によって体温が低くなる

高齢になると筋肉量が低下し、基礎代謝が徐々に落ちる傾向にあります。

また、基礎代謝は生命を維持するために私達が絶えず使っているエネルギーですが、低下することによって体温も低くなりやすいです。

さらに悪化すると低体温症になり、体が震えてしまったり、動かしにくくなったりと日常生活にも支障をきたしてしまいます。

低体温症が続くことで、心臓や肺などさまざまな機能を低下させてしまう可能性もあるため、特に注意が必要です。

脳の自律神経の働きがにぶくなる

加齢により脳の自律神経の働きが徐々に鈍くなるのも、寒さを感じやすい理由の一つです。

また、加齢だけでなく、認知症など脳の疾患により自律神経の働きが鈍くなるケースもあります。

さらに、認知症で寒さを感じる場合は、夏でも厚着をしている自分に気付かないまま過ごしてしまい、結果、脱水症などになってしまうこともあるため注意が必要です。

精神的な不安によるもの

高齢者は、年を重ねることで起こる以下のような出来事に対し、不安になりやすいです。

今までできたことができなくなった
友人・知人の訃報ばかりが続く
わからないことが増えた

自律神経は感情と密接に関連していています。

そのため、不安など負の感情が強くなると、それにより交感神経と副交感神経が上手く働かなくなり、寒さを感じてしまうということも…。

寒さを感じるのは、精神的なことが理由であるケースも実は多いです。

寒さを感じる理由はさまざまであるため、まずは高齢者が「なぜ寒がるのか」を知ることが大切です。

それぞれの理由に合った対処法を探していきましょう。

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